熊谷市／現場ロック仕上げのカーペットの施工事例ほか

みなさま、こんにちは。エルム室内八木橋店です。

このたび、熊谷市にお住まいのＦ様邸にて、カーペットの貼替工事とカーテンの掛け替えのご依頼をいただきましたので、ご紹介いたします。

F様からお部屋全体に敷いたカーペットが経年により汚れてきてしまったので、貼替をしたいとご連絡をいただきました。

F様邸にお伺いさせていただき現地打ち合わせを進めていく中で、今回は「サンゲツのサンライムⅡ LIR- 105」をお選びいただきました。こちらのカーペットは、温かみがある優しい色味で、家族団らんの場であるリビングにはピッタリです。また、F様邸の造り付けの棚やベンチの色、隣のキッチンの床の色とも相性が良かったことから、こちらのカーペットに決定しました。肌触りも柔らかいため、リラックスしたくなるような商品です。

F様邸は、脚がある造り付けのベンチがあり、お部屋の形もアーチ状になっている箇所があって、まるで海外のお部屋のような形状でした。

一般的には、カーペットはお部屋の形に合わせて工場でカットをし、カーペットがほつれないよう、糸をグルグルと縫い付けるオーバーロックという加工をしてから、現場にて敷き詰めという流れになります。しかし、ベンチの脚をくり抜き、特殊な形状のお部屋にすき間なくカーペットを敷き詰めるには、現場でカットをしていくしかありません。そこで、現場でカット&オーバーロック加工をしていただける職人さんに工事を依頼しました。

最初に、お部屋の大体の大きさに合わせてカーペットをカットします。その際、窓枠が出っ張っている部分などには切り込みを入れます。そして、カーペットがずれにくくなるよう、部屋1周専用の両面テープを床に貼った後、カーペットがデコボコしないように、ニーキッカーという道具を使ってカーペットの歪みを伸ばしていきます。

カーペットの位置が定まったら、お部屋の形に合わせて細かな部分までカットします。

いよいよ、現場オーバーロックに入ります。数台しかなく、とっても特殊なミシンでオーバーロックをしていきます。ベンチの脚をくり抜いた部分も、窓枠などの細かな出っ張りも、見逃すことなくお部屋の形に合わせて縫っていきます。お部屋の形をカーペットで忠実に再現しています。

さらにF様邸は、364㎝巾のカーペットでは足りない広さだったので、2枚のカーペットをつなぎ合わせる必要がありました。そこで登場するのが、専用のアイロンと熱で溶ける糊がついたシーミングテープです。2枚のカーペットの位置を定めたら、床とカーペットの間にテープを入れ込み、アイロンで糊を溶かしながら、つなぎ合わせていきます。

以上のような工程を経て、カーペット工事は完了しました。すき間なく敷き詰められています。全ての工程がまさに職人技です。

カーペットに引き続き、カーテンをご紹介致します。カーテンは、カーペットの打ち合わせ中に、カーテンの掛け替えも考えているとご相談いただき、実現しました。

今回お選びいただいた生地は、レースカーテンがアスワンのE9209、厚手カーテンがフジエテキスタイルのFA6300CLです。

レースカーテンは、手編みのような風合いがとても可愛らしい生地をお選びいただきました。洋風な雰囲気のお部屋にとても合い、元から素敵なお部屋の造りですが、よりおしゃれな空間に感じます。F様邸のためのカーテンと言っても過言ではないぐらいのマッチ具合です。

厚手カーテンは、無地ですが生地に表情があり、温かみを感じる生地をお選びいただきました。オレンジ系の明るい色ながらも、遮光２級の機能をもつこちらの生地は、装飾性と機能性をどちらも兼ね備えている最強カーテンです。ブラウンの窓枠との相性がぴったりではないでしょうか。

さらに今回、カーテンを束ねるタッセルにもこだわりました。共布のタッセルではなく、装飾タッセルに変更することで、カーテンを束ねた時の見た目が大きく変わります。今回お選びいただいたタッセルは、「TOSOのUC75エクリュ」です。優しい色のロープが絡み合っているようなこちらのタッセルは、空間から浮くことなく、カーテンを引きたてながら、ほどよいアクセントになります。