新作「ROUEN VELVETS」／店内ディスプレイのリニューアル

みなさま、こんにちは。エルム室内八木橋店です。

先日当ブログでお伝えしていました、ウィリアム・モリスの新作ファブリックコレクション「ROUEN VELVETS（ルーアンベルベッツ)」の店内ディスプレイが完成しましたので紹介いたします。

モリスが20歳の頃フランスを旅し訪れたルーアン大聖堂。ゴシック建築の代表としても知られ、中世的なその美しさによりモリスの創作活動にも大きな影響を与えた言われるこの大聖堂内には、さまざまな時代のステンドグラスが飾られています。これらのステンドグラスの美しい色彩からインスピレーションを受け、デザインされたのが、今回ご紹介する「ROUEN VELVETS」コレクション。

ベルベット特有の重厚さもありつつ、モダンな色使いにもこだわった新鮮な雰囲気のファブリックや、よりトラディショナルな雰囲気を意識した色使いのファブリックは、これまでのコットンプリントに馴染みのある従来のモリスファンにも、絶対に喜んでいただけると確信しています。

今回このコレクションの中から当店のディスプレイで使用したファブリックは、Strawberry Thief Velvet(いちご泥棒)、Sunflower Velvet(ヒマワリ)、Indian Flock Velvet(インディアン)の3種類で、アンティーク調にまとめてみました。

【Strawberry Thief Velvet】
モリス商会の中でも最も象徴的なデザインのひとつですが、今回桑の実色とグレーを配した、コットンシリーズにはない色味で落ち着いた雰囲気と華やかさを併せ持つファブリックです。よく見るとコットン同様、美しい色のグラデーションが上質なベルベット上に表現されていて実に見事です。ディスプレイでは、フリンジを付けより優雅さを演出しました。

【Sunflower Velvet】
もともとは、1879年に壁紙としてデザインされたサンフラワー。大きなヒマワリのパターン柄が、ベルベットの重厚な雰囲気と調和しています。きっと、お部屋をより格調高く演出してくれることでしょう。

【Indian Flock Velvet】
フロック加工のような凹凸感を持つ上質なベルベット生地。光に当たると細かな粒子がキラキラと輝き、凸部の濃紫色と凹部の鮮やかなオレンジ色のコントラスト、流れるようなデザインが目を引く印象的なファブリックです。ディスプレイでは、カーテンではなく、テーブルクロスとして加工しています。