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羽生市/輸入壁紙の貼替工事を行いました

みなさま、こんにちは。

羽生市にお住いのY様邸でリビングの壁紙の貼替工事を行いましたのでご紹介いたします。

築20年以上過ぎたY様邸のリビングには、織物壁紙が貼られていました。織物壁紙はとても風合いがあり、また高級感を演出できますが、経年とともに汚れが目立ち始めるという欠点があります。
Y様邸もご多分にもれず、下記の写真のように汚れや下地材を平滑化するためのパテ処理跡が目立ってきていました。

 

多数の見本帳や壁紙サンプルをお持ちし、沢山のお話をさせて頂きながら、Y様の好きな色柄を絞りこんでいきました。最終的にY様にお選び頂いたのは、フランスTEXDECOR社が展開するブランド「CASADECO」より、やや紫がかった無地調の壁紙と、同系色のボタニカル柄の壁紙でした。

 

輸入壁紙の特徴として、デザイン性の高さが挙げられますが、壁紙そのものの厚みが薄く、下地の凹凸を拾いやすいため、施工が難しいと言われています。特に既存の壁紙を剥がして貼るといったリフォームにおいては、既存壁紙を剥がす際に壁面に部分的に残ってしまう裏紙が、壁面の平滑性を損なわせ、最終的な仕上がりに悪影響を及ぼしてしまいます。リフォームでは厚みのある壁紙を選んだ方がよいと言われるのはこのためです。

今回のY様邸では、今回お選び頂いた壁紙の特性から、一般的な貼替では行わない特殊な施工を行いましたので、施工の様子も含めてご紹介したいと思います。

 

施工に支障が出る家具を移動し、施工時に出る塵やホコリで家具が汚れないようにしっかりと養生をし、工事をスタートします。

 

既存の壁紙を剥がすと、裏紙が部分的に残ってしまいますが、今回はこの裏紙を全て除去しました。

 

裏紙を除去した後は、壁面をさらに平滑化するため、パテを全面に塗る総パテ処理を施しました。

 

総パテ後は、新しく貼る壁紙の接着性を高めるシーラー処理を行います。

 

ここまでの入念な作業が終わり、いよいよ壁紙貼りの作業に入ります。

無地調の壁紙は、リビングのベース壁紙として使用しました。一見に無地に見えますが、シルバーの小さなドットが無数に点在した柄で、とても上品な空間を演出しています。

 

ボタニカル柄の壁紙は、アクセントとなるように戸襖に使用しました。見る角度によって表情が変わるこちらもとても素敵な柄です。アクセント面をどこにするかY様と最後まで悩みましたが、戸襖にして大正解でした。

 

柄部分の光沢感が上品な美しさを醸し出しています。輸入壁紙ならではのデザインですね。

 

総パテ処理をしたおかげでどこまでもフラットな仕上がりになっています。Y様も施工した当社も納得のほれぼれするような出来栄えです。

 

Y様邸の壁紙工事、いかがだったでしょうか。
一般的な壁紙であれば、通常1日程度で終わる量でしたが、今回は3日もかかりました。Y様にはとてもご不便をおかけしましたが、素敵な空間に仕上がり、とてもご満足頂きました。また、職人さんも大変お疲れ様でした。

当初ご来店頂いたときはインテリア雑貨のお買い物が目的でしたが、ひょんなことから壁紙の話になり、今回のご依頼につながりました。何回もの打ち合わせと通じて、色々なお話をさせてもらい、とても楽しかったです。また、とてもよいご縁となったことを大変うれしく思います。

Y様、この度はご依頼誠にありがとうございました。末永くお付き合い出来ればと思いますので、些細なことでも構いませんのでまた何かございましたら、いつでもご相談ください。

 

【商品情報】
〇アクセント
ブランド:CASADECO(フランス)、品番:LOU28921313
規格:1ロール53㎝×10m、縦リピート:64㎝(ステップ柄)
価格:16,000円/ロール(税抜)、材質:不織布

〇ベース
ブランド:CASADECO(フランス)、品番:LOU28871322
規格:1ロール53㎝×10m
価格:14,000円/ロール(税抜)、材質:不織布