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熊谷市/瀬戸内デニムカーテン取付事例
2020.07.26
みなさん、こんにちは。
今回は、当店スタッフ宅でのカーテンの取付事例をご紹介します。
リビングの一角にある多目的スペース。かすみのガラスブロックで作ったお気に入りのスリット窓ですが、西日が強く入ってくることが悩みの種でした。
ステイホームで家にいる時間が増えたことで、いよいよ西日対策をしようと決意。カーテンにするか、ブラインドやロールスクリーンにするか悩みましたが、古レンガで仕上げた壁に合わせてラフなテイストにしようと最終的に選んだのは、当ブログでもたびたび紹介しているデニム素材のカーテン。“高級デニム生産日本一”の「瀬戸内」で生まれたこの生地には、染色・織り・縫製全てにこだわりが詰まっています。
ツギハギ感を出すために、洗い加工で脱色具合に変化を加えた3種の生地をアシンメトリーに縫い合わせ、トリカラー仕立てにしています。さらに、生地のジョイント部分を敢えて目立たせる切りっぱなしのフリンジデザインを採用しました。
縦方向のジョイントは、緯糸が表に出てくるのでホワイト色に、横方向のジョイントは経糸が表に出てくるので藍色になっています。
デニムと言えばダメージ加工。生地に敢えてダメージを加え、それにリペアを施し、ヴィンテージ感を強調しました。匠の技とも呼ぶべきこの加工技術に、ただただ頭が下がります。
生地を束ねるのは、本革素材のレザータッセル。天然素材のデニム生地との相性は抜群です。よ~く見るとメーカー名の「Setouchi DENIM」(瀬戸内デニム)の刻印が。妥協を一切許さない細部へのこだわりが、随所に見受けられます。
仕上がりにラフ感を出したかったこと、またデニム生地は天然素材のため、伸び縮みが起こりやすく、厳密な寸法設定が出来ないことから、裾は敢えてたっぷりと床に垂らしています。採用することはあまりありませんが、素材の柔らかさを感じられるこのスタイル、実は大好きです。
レンガ壁に孔を開けてカーテンレールを取り付けたくない。⇒どうやってカーテンを吊るそうか。⇒デニム生地なんだから、ハンガーにかけちゃえばいいじゃん。
そんな安直な自由な発想で生まれたこのスタイル。単にコストをかけたくなかったとの見方もありますが、生地裏にマジックテープを貼って、ハンガーに巻き付けています。
瀬戸内デニムカーテンの取付事例、いかがだったでしょうか。
3種の生地使い、縦横のジョイント仕上げにダメージ加工など、何から何まで通常縫製外のわがままな要求でしたが、それを全て叶えてくれた「瀬戸内デニム」さん、本当にありがとうございました。おかげさまで、大満足のカーテンが仕上がりました。カーテンを開け閉めをするのが楽しみな毎日が続きそうです。
今回はラフテイストでしたが、生地の使い方次第で、様々なインテリアスタイルに応用が利きそうです。もちろん、デニム好きの方にもお勧めのカーテンです。興味のある方は、ぜひぜひ当店までご相談ください。
以上、デニムカーテンのご紹介でした!
【生地情報】
メーカー:全て瀬戸内デニム
(左上生地)
品番:SD551 Vintage Model、組織:綿100%、生地巾:137㎝
(右上生地)
品番:SD554 Bio stone wash、組織:綿100%、生地巾:137㎝
(下生地)
品番:SD552 Indigo Bi-color、組織:綿100%、生地巾:46㎝
(レザータッセル)
メーカー:瀬戸内デニム、品番:SDT#04
価格:4,500円/本