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さいたま市/フロントレースカーテンの取付事例
2020.12.18
みなさま、こんにちは。
先日、さいたま市にある特別養護老人ホーム様でカーテンをお取り付けさせて頂きましたのでご紹介します。
こちらの施設様では、入園者様やそのご家族の方が、明るく元気に過ごせるようにと、敷地全体をハワイアン風に仕立てあげられています。ご訪問したときも、スタッフの方がアロハシャツを着てお出迎えして下さいました。
ご要望は各個室の古くなったロールスクリーンのカーテンへのお取替えでした。
生地のご希望は、全館でイメージされているハワイアン風の色柄で、かつ時間の経過に合わせ陽の光を感じられる非遮光生地でした。また、施設等で使用するカーテンは、燃えにくい防炎素材とする必要があります。この3つの条件を満たす生地はなかなかなかったのですが、国内メーカー6社のカタログを片っ端からチェックし、生地の絞り込みを行い、該当するいくつかの生地サンプルを持って、お打合せさせて頂きました。
こちらの個室にお選び頂いたのは、カラフルな植物のモチーフが描かれたプリント生地。おおらかで伸びやかな絵柄が、お部屋全体を明るく印象的な空間に仕上げてくれています。厚手生地とは対照的に、レースには無地のシンプルな生地をお選び頂き、全体のバランスを整えました。
こちらの個室には、生地を部分的に溶かし模様をつけるオパール加工が施されたリーフ柄のレース生地をお選び頂きました。ハワイをイメージさせる厚手生地があまりなかったことから、ボタニカルなレース生地で、ハワイアン風を表現しました。
また、当ブログでもたびたび紹介しておりますが、無地の厚手生地を敢えて窓側に、柄の入ったレース生地を部屋側に配置することで、厚手カーテンを閉めた際にレース生地の柄が映えるフロントレーススタイルを採用しています。
フロントレースとする場合は、今回お選び頂いたようなオパール加工生地や透け感のあるレース生地を選ぶのがポイントです。レースの柄がよくみえる仕上がりとなります。
今回のカーテン事例はいかがだったでしょうか。
シンプルなロールスクリーンから、明るいカーテンに取り替えたことで、お部屋全体の雰囲気が大きく変わりました。入居者様もご家族もきっと楽しいひと時を過ごしてくれるでしょう。
施設の方にお話を伺うとまた別の個室のカーテンの交換もご検討されているとのことです。部屋ごとに異なる生地を使用したいとおっしゃっていました。次回はどんな生地をお選びになるのでしょうか。楽しみにしています。
この度はご依頼誠にありがとうございました!
【生地情報】
〇厚手生地
メーカー:川島織物セルコン、品番:ME8039、組織:ポリエステル100%
生地巾:150㎝、生地単価:3,140/㎡(税抜)
〇レース生地
メーカー:シンコール、品番:AZ4604、組織:ポリエステル100%
生地巾:100㎝、生地単価:950/㎡(税抜)
〇厚手生地
メーカー:サンゲツ、品番:AC5115、組織:ポリエステル100%
生地巾:150㎝、生地単価:2,870/㎡(税抜)
〇レース生地(フロントレース)
メーカー:スミノエ、品番:D3211、組織:ポリエステル100%
生地巾:150㎝、生地単価:3,600/㎡(税抜)